テムジンとオン・カンは他の遊牧部族をほぼ征討し、残るはタヤン・カンのナイマン部族のみとなった。
その時、今まで共同で戦ってきたオン・カンとの戦いが始まった。青年時代からの敵、ジャムカの企みが原因だった。
テムジンはオン・カンの攻撃を受け、数ヶ月に及ぶ逃亡生活を余儀なくされる。だが、それを克服して逆襲に転じ、
ついにはケレイト部族を滅ぼし、吸収合併する。ここに、テムジンがチンギス・カンと呼ばれるようになる道が開けた。
史書には彼の行動の参考になる地名は多いが、未だ明確になっていない。ここでは、テムジンが移動した経路全てを地図で示した。
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